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男子は『勝利』女子は『信頼』

指導方法の違いを知ればコーチングの悩みを解消できるかも!

戦略ボード

ミニバスケットボールの指導において、男子と女子では指導法がまったく違うと言っていいかもしれません。男子と女子の両方指導したことのあるコーチならこの記事を読んで理解して頂けると思いますが、これからコーチを始める方や、コーチングで悩んでる方は是非参考にして頂き、子ども達と良好な関係を築いて欲しいと思います。

バスケをする理由の違いを理解してコーチングする

男子は、友人と競争するため、勝つことをゴールとしてプレイします。指導する側もとてもシンプルに対応でき、分かりやすいのが特徴です。彼らは優勝旗や賞状、そして勝利につながるあらゆる賞賛を好み、褒められる事を望んでいます。

ですが、勝利というのは『個人の勝利』しか考えていない子どもがいます。これは男子を指導するときの最大の課題の1つであることも明らかで、時に「チーム勝利」より「個人の勝利」で満足してしまうということです。 

試合で自分は20点取ったけどチームは負けた。チームは負けたけど得点はチームで1番だった。男子はこれを勝利としてしまうこともあります。友情を大切にしていますが、ほとんどの男子は勝つことに意義を感じています。

女子は男子とは異なる目標を持ってスポーツを始めている子が多いと思います。「友達と一緒にやりたいから」「お姉ちゃんと同じことしたいから」がバスケを始めるきっかけになっています。ほとんどの女子がチームの一員として認めてもらうために、仲間との友情のためにバスケットボールをしています。

男子は同学年でレベル差を感じると上手な子は高学年とばかり付き合うという事が起きますが、女子にはそれが一切なく、レベル差に関係なく仲の良いフィットするチームメイトと付き合う傾向にあります。バスケットボールを友人関係を作るツールとして利用しているのです。

小学生の女子の多くは、バスケットボールの試合に勝つことよりも、チームメイトと仲良くすることを快適に感じているでしょう。

コーチに対して求めているもの

男子は自身の実力を認めてもらうために、アピールを受け取ってくれるコーチを求めています。 言葉に説得力があり、高いレベルのバスケットボール技術を持ち、常に競争心のある環境を作り、勝利を意識させるコーチを望んでいます。 厳格でブレの無い公正なコーチを好み、秩序とルールを守る事をアピールする事でコーチに認めてもらおうとしています。

女子が求めるコーチは、一言で言うと『信頼できる大人』です。コーチは子ども達を信じる事でしか、子供達からの『信頼』を得られません。練習の際にも子ども達に少しでも疑いの姿勢を見せると、仲間の誰かがコーチに不快感や不信感を感じてしまいます。たちまちそれはチーム内に広がってしまい指導に対しての不平や不満を顔に出し、コーチを困らせる事もあるでしょう。

特に一番気をつけなければならない事は『誰かを特別扱い』することです。特別扱いされた子どもは周りの仲間がどう思っているかを考えて、素直に特別扱いを受け入れません。特別扱いをされる子も、されない子達もコーチに対しての信頼を失ってしまうのです。

子供がコーチに対して練習内容と試合に求めていること

男子の試合は、「勝ちたい」という姿勢が強く、試合内容も女子よりはるかに競争的でフィジカルです。これは、コーチや親に対して多くの事を示したがる男子の傾向からきています。

男子は得点につながる練習を好み、それに対して女子はパスの多い練習を好んでいます。これは試合内容にも出ており、男女の試合を比較すると女子の方が圧倒的にパスの回数が多い事からわかります。

また、男子の試合は『個』の得点チャンスを得ようと無理な体勢からのシュートを平気で打とうとします。それに対して女子は『個』の良い得点チャンスを得ても、仲間にパスをしてしまうことがよくあります。

男子の練習はシュートにつながる内容にし、女子の練習はパスを多く取り入れた内容にすれば子ども達が受け入れやすい練習内容になるでしょう。

男子は『個人』の証明、女子は『仲間』の証明

男子はチームの成功よりも個人の成果に集中するということを説明しました。これは、男子のほとんどは自分がこのチームに必要だということをコーチに証明しなければならないという支配的な人間の欲求によるものです。

たとえば子どもが試合にほとんど出られなかった場合、チームが勝っていても自分自身を証明する機会を奪われ、チームの勝利を素直に喜べないということです。

さらに負けた外的理由を探してしまいます。他のチームメイトや時間、審判のせいにしてしまうこともあります。これにはコーチが日頃の練習から子ども達自身に試合での責任を意識させて練習させることにより、自身の責任による成長を促した配慮が必要になってきます。

女子は個々の成果を重要視せずにチームの成功を求めています。女子にも自分の成果を証明する人間の欲求がありますが、自分の得点よりも仲間の得点を喜び、ミスを励まし合うことにより自分の存在を肯定しています。

試合に出られなかった子ども達も試合で活躍した子ども達と同様にチームの勝利を喜びます。試合に負けたとしても不平を言って周りの注目を望みませんし、チームメイトの考えていることを気にして負けた理由を外的理由を探すのではなく、自分自身で抱え込んでしまうことがあります。これには試合後のコーチの配慮が必要なってきます。

励まし方、動機のつけさせ方

男子は励ましやすく、試合の前に勢いをつけるのは簡単です。試合の前に子ども達に大きな声で選手を鼓舞するコーチをよく目にしますよね。それがそのコーチのスタイルならば、男子を指導するときは積極的な励ましで、子ども達は試合に集中し積極的になります。

女子は男子と全く正反対と考えていいでしょう。コーチが大声をだして鼓舞しても、それを受け入れる必要性を感じていません。その理由は、女子はチームメイトの承認を最優先と考えて努力しているからです。女子に対して大声で叫ぶことは、ミスをした時のプレッシャーを潜在的に植え付けることにつながってしまいます。

子ども達は小さな大人ではないを理解してコーチング

子ども達に理解される大人の多くは『子ども達の目線』に合わせて『子ども達がどう受け取るか』を考えて言葉を選び発しています。コーチも人間です。機嫌が悪い時に練習に対して理不尽な言葉を言ってしまう事もあるでしょう。だがそれは大人の感覚で受け取れない子ども達からしてみれば、『尊敬』と『信頼』を失っているだけと考えてください。

ミニバスやクラブチームのコーチは子どもの教育を専門にしているわけではありません。小学生にはバスケットボールを通じてコーチとプレイヤーの役割とルールを守ることを理解させ、集団の中での協調性を身につけさせるだけで十分なのです。

子ども達はバスケットボールのスタートラインに立ったばかりです。小学生を相手にするコーチには子ども達の未来への責任があります。子ども達がミニバスをゴールにしてしまわないように、中学生から大人になるまで長く続けられるように努めていただきたいと思います。

「怒号」や「罵声」は必要ないと認識してください。チームを作った時の気持ちを思い出し、チームはコーチの将来のためではなく、子ども達の将来のためと考えてバスケットボールの指導にあたりましょう。

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